U・I turn
金沢エリアで働く-社員インタビュー
Profile
新卒で関東を拠点とする小売業業界の大手に就職し、結婚を機に妻の故郷である石川県へ。小松市の会社で約1年半の営業職を経て、ヤマトクに入社した。移住・転職の理由は、「家族との時間を大切にしたい」という一念から。 ライフワークバランスの理想を叶えると同時に、「自分の力を試したい」という学生時代の思いを再燃させている。
第3グループ グループリーダーの仕事とは
アイドルグッズを扱う第3グループのリーダーを担当しています。部内のマネジメントのほか、買取や販売の分析を行い、それをもとに課題を見つけて現場や業務委託先に共有し、改善に導くのが私の主な任務です。いまのトレンドを把握し、動向を予測するのも、重要な仕事です。
大阪から関東へ。結婚を機に石川への転職を決意
石川県に移り住むまでの経緯を教えてください。
出身は大阪なのですが、中学・高校時代は親の仕事の都合で石川県に住んでいました。
進学を機に大阪に戻り、大学では経済学部で流通学を専攻。
流通について学ぶなかで「小売業の世界なら早い段階で店長になれる。自分の力を試したい」という思いが芽生え、関東を拠点とする小売業の大手企業に就職しました。同社で妻と出会い結婚したのですが、今の環境で家庭を築くのは難しいと考え、妻の地元であり私も馴染みのある石川県に移り住んだのです。
そのとき就職した会社は、ばりばりの営業職でした。
「家庭を築くのは難しい」と思った理由はなんでしょう?
新卒で入った会社では、思い描いた通り2年目で店長になり、最終的には2店舗を任され、やりがいは感じていました。ですが、土・日、祝日は出勤だし、休日取得や就業時間も情況に左右されて不規則なため、予定が立てられず友達と会う約束はできないし、趣味をもって気分転換をすることもできません。体力的にも精神的にも、限界を感じるようになったのです。
なにより、これでは子どもが生まれても思うような子育てができない、と思ったのがいちばんの理由でした。石川に来て最初に入った会社では出張が多く、やはり家族との時間を持てなかったことから転職に踏み切りました。
面接時に、学生時代の思いが再燃
2度目の転職。ヤマトクに入社した、決め手はなんですか?
当初は営業職で探していたのですが、ネットに特化したリユース業という独自のスタイルに興味をもち、「ヤマトクっておもしろそう」と思ったのが最初です。面接では、直接社長からお話を聞きました。
「目標達成のために自分はこう考える、こうしたいというものがあれば、ネットでのリユース業という枠にとらわれる必要すらない。ここならなんにでも挑戦できる」という期待感が高まり、入社を決めました。学生の頃の、自分の力を試したいという思いが再燃したのです。
私が過去に知る営業とは、売上達成がすべて。自由に挑戦してもいいけど、フォローはなく失敗は許されないし、承認にも時間がかかる。そのため、現実的には新しいことがし辛かったのです。
ですが、ヤマトクは社長も社員の年齢層も若くて勢いがあり、「ここならば…!」と思いました。
現在3年目。慣れてきたいま、仕事や石川でのくらしはいかがでしょう。
査定の仕事は、モノだけでなく時流を読んだり、ファンやマニア心を読んだりと、奥が深くておもしろいんです。商材によって、新旧の価値もまったく違いますし。第3グループでは主に旧・ジャニーズとK-POPを取り扱っていますが、実際にお客さまとお会いすることはなくても、ネットを介して、お客さまの熱量を感じています。
私たちのサービスを必要とし楽しんでくださっている方々を、もっと応援できるようなグループでありたい。リーダーとしては、まだまだ実力不足なので、もっと自身の力を付けなくてはなりません。
もともと、「家族との時間を大切にしたい」というのが転職のいちばんの理由でした。朝晩のごはんを一緒に食べて、週末は子どもと存分に遊ぶ。そんな、くらしと仕事をともに楽しめていることに満足しています。
生活利便性は変わらず、「質」が上がった
大阪・東京と比べて、石川でのくらしはいかがですか?
生活利便性としてはまったく変わりません。「同じ家賃で広い部屋に住めてラッキー」というくらいでしょうか。
くらしのなかでの最大の違いは、交通手段が電車から車がメインとなり、時間に縛られることなく行動範囲が広がったことです。時刻表や駅からの距離、天候を気にすることもなければ、通勤ラッシュや人込みのわずらわしさもありません。しかもここなら、山も海も観光地や商業施設も多いので、余暇の選択肢も幅広い。
純粋に、「生き方の質が上がった」と感じています。
自身の満足は、結果的にお客さまへのサービス向上につながる
改めて、いま上村さんが思う「ヤマトク」の特徴とは、なんでしょうか?
ヤマトクは、ニッチな商材も取り扱い、さらに商材ごとに屋号を設け、それぞれの顧客層に合わせたサービスを展開しているところが同業他社にはない特徴です。お客さまの信頼につながるよう、屋号を分けることでより専門性を高めているのです。
また、ヤマトクは“対お客さま”の仕事でありながらも土日はしっかり休めるなど、CS対応も含め体制がしっかり整っているのが強み。社員への偏った負担がないので、ストレスなくメリハリをもって働くことができます。
それが、結果的にはお客さまへのより質の高いサービスの提供につながっていると思います。
仕事への姿勢が「こうしなきゃ」から「私がこうしたい」へ
いま、転職や、地域を越えた就職を考えている方へのメッセージをお願いします。
「成長できる」「挑戦を応援する」と謳っている会社は、山ほどありますよね。ヤマトクも、難易度の高い仕事を任せてもらえるし、何かに挑戦できるチャンスは常にあります。
でもひとつ言えるのは、ヤマトクには周りのフォローがあり、たとえ失敗してもそれを支える度量がある。決して“やらせっぱなし”、“責任の丸投げ”ではない、ということです。ヤマトクには勢いがある。なかにいる人間としてそれを感じています。
いま、やりたいことがやれていない、新たなことを実現したいと考えている方は、会社の風土や体制にも着目してみるとよいのではないでしょうか。
就活中の学生のなかには、私がそうだったように、大手志向、または「東京へいかねば!」と考える人は多いと思います。私も当時「会社規模や地域にとらわれず、広い視野で選択しよう」と言われてはいましたが、今こそ、それを噛みしめています。
私は希望通りの就職ができましたが、そこで仕事に埋もれ、一時自分を見失いかけてしまいました。もちろん経験は次に活きる糧となり無駄にはなりませんが、振り返れば就活時、「自分にとってのやりがいは何か」という視点が弱かったかな、とは思います。
最後に、上村さんが転職によって最も変わったこととは何でしょう?
ヤマトクに転職したことで、仕事に対する姿勢が「会社に言われたからこうしなきゃ」から、「私がこうしたい」になったことでしょうか。ヤマトクは企業として成長しようと精力的ではありますが、文化として“できるだけ、なるべく”と謳っているように自身の“なっとく”が重視されるので、決して「こうしろ」といった押し付けはありません。やれば成果が見え次へのやりがいにもつながるといった、好循環が生まれています。
今後は、スポーツなど新しい趣味を見つけていきたいですね。そう思えるだけのくらしや心の余裕が持てることこそ、私の理想の働き方が叶っている証だと思います。
インタビュー 2025年6月現在